この記事ではASOでキーワード最適化を実施する方法を解説します。
下記の3つの順にご説明します。
- キーワードアルゴリズムの特徴
- 各OSのASO関連要素と重要度
- 効果的なメタデータの設定方法(ASO Insightで見るべき場所)
1.キーワードアルゴリズムの特徴
ASOを達成するには、アプリストア内の検索エンジンの仕組みを知っておかなければなりません。検索エンジンはアプリストア内に存在するコンテンツをアルゴリズムに従ってランキング化して表示しますが、そのアルゴリズムは公表されておらず、Google Playの検索アルゴリズムには200以上の要素が含まれているとも言われています。
アプリのDL数・DAU・評価・レビュー数といった要素の他にも、検索順位に大きく影響を及ぼすストア要素が存在します。
2.各OSのASO関連要素と重要度
▼iOS
タイトル (30文字以内) |
最もキーワードの検索順位への影響が大きいストア要素です。基本的には自社のアプリに関連する最も重要なキーワードを設定します。その際、キーワードの羅列ではなく上手く文章化させた中にキーワードを設定する事がポイントです。 |
|
サブタイトル (30文字以内) |
タイトルに次いで検索順位への影響が大きいストア要素です。タイトルに設定しきれなかった重要なキーワードを設定したり、タイトルに設定した重要なキーワードとの複合語を狙ったキーワードを設定します。 |
|
|
注意:タイトル・サブタイトルに設定NGのキーワードリスト
「無料」、「むりょう」、「エロ」、「えろ」、「あだると」、「アダルト」、「えっち」、「エッチ」
App Store Connectキーワード (100文字以内) |
新たなバージョンをアップデートする際にApp Store Connect上で設定できるキーワードフィールドです。タイトルやサブタイトルに次いで検索順位への影響が大きいストア要素です。ポイントとしてはタイトルやサブタイトルに設定したキーワードとの重複は避けます。タイトルやサブタイトルに設定したキーワードをApp Store Connectキーワードに設定しても検索順位への影響は変わりません。重複を避け未設定のキーワードを中心に設定します。 |
具体的には下記のようなキーワードを中心に設定します。
|
▼Android
iOSのキーワードアルゴリズムと異なり、全体に占めるキーワードの含有率が検索順位へ大きく影響しています。ですので、特に重要なキワードなどはタイトル・簡単な説明文・詳細な説明文内に複数回設定し含有率を高めることがポイントです。
タイトル (30文字以内) |
最もキーワードの検索順位への影響が大きいストア要素です。基本的には自社のアプリに関連する最も重要なキーワードを設定します。その際、キーワードの羅列ではなく上手く文章化させた中にキーワードを設定する事がポイントです。 |
|
簡単な説明文 (80文字以内) |
タイトルに次いで検索順位への影響が大きいストア要素です。タイトルに設定しきれなかった重要なキーワードを設定したり、タイトルに設定した重要なキーワードとの複合語を狙ったキーワードを設定します。基本的な考え方はiOSのサブタイトルと同様です。 |
|
注意:タイトル・簡単な説明文に設定NGのキーワードリスト
「無料」、「むりょう」、「エロ」、「えろ」、「あだると」、「アダルト」、「えっち」、「エッチ」
詳細な説明文 (4000文字以内) |
タイトルや簡単な説明文に次いで検索順位への影響が大きいストア要素です。検索上位を狙いたいキーワードの含有率を高めたり、アプリの詳細を記載します。 競合アプリ名やサービス名の対策を目的として設定することは基本的にはNGです。 |
3.効果的なメタデータの設定方法(ASO Insightで見るべき場所)
設定推奨キーワードと設定箇所の判断には、ASO Insightの「Keyword Priority」を活用します。ASO Insightでは独自のアルゴリズムにより計算された「優先度スコア」がキーワードごとに算出されており、「Keyword Priority」では「優先度スコア」が高いキーワードが推奨設定位置と共に表示されています。
「優先度スコア」が高いキーワードを推奨設定位置へ設定する事で、どなたでも簡単に効果的なキーワード対策が可能です。
- 「優先度スコア」:対象アプリのDL数増減にインパクトがあるキーワードの重要度の指数として、当社が独自に算出している指標です。検索ボリュームや検索順位差分などの複数の要素を掛け合わせて数値化しています。