この記事ではiOS/Androidの両OSにおける、メタデータの変更によるリジェクト理由と対処法について解説します。
下記の2つの順にご説明します。- Apple iOSのリジェクト原因や対処法
- Google Androidのリジェクト原因や対処法
1.Apple iOSのリジェクト原因や対処法
リジェクトの原因とは
ASO施策に関連するリジェクトに「iOS Guideline 2.3.7 - Performance - Accurate Metadata」があります。ASO施策として、タイトルやサブタイトルを変更した後に見られることのあるリジェクトです。
このリジェクトは、要約すると“キーワードを詰め込み過ぎなので、よりシンプルな設定にしてください”といった意味合いです。
主にタイトルやサブタイトルを30文字付近まで使い切って設定した場合に該当しやすくなります。
その他には下記のような設定NGキーワードをタイトルやサブタイトルに設定していた場合、リジェクトを受けるリスクが上昇します。
- 価格に関するキーワード
- 例:無料、タダ etc..
- 公序良俗に反するキーワード
- 例:エロ etc..
- 競合アプリ名・サービス名
リジェクトへの対処法
リジェクトを受けた場合、速やかに該当箇所を変更し再提出を行ってください。
- 設定NGキーワードが設定されていないか確認します。設定されている場合は削除した設定を再度作成し提出してください。
- 設定NGキーワードが設定されていない場合は、キーワードの詰め込み過ぎが原因の可能性が考えられます。キーワードをいくつか削除し、文字数をタイトル・サブタイトルそれぞれ20文字前後にしてください。タイトル・サブタイトルから削除したキーワードは重要なキーワードである可能性も高いです。その場合、削除したキーワードは必ず「App Store Connectキーワード」に設定してください。
- それでも再度リジェクトを受けた場合、そのタイミングでのアップデートでは必要最小限のキーワード設定にしタイトル・サブタイトルそれぞれ10~15文字前後にしてください。
備考
Appleの審査担当者はランダムであると考えられており、人によっては審査が甘かったり厳しかったりするケースが実在します。一度リジェクトが発生した場合でも、次回のアップデートでキーワードを複数設定したタイトルやサブタイトルで提出し、すんなり審査に通ることも多くあります。
そのため、2回以上リジェクトされた場合、キーワード対策にこだわるよりも審査に通す事を優先し次回のアップデートにて対策する方針が推奨されます。
2.Google Androidのリジェクト原因や対処法
リジェクトの原因とは
基本的にはキーワードの詰め込み過ぎなどによるリジェクト事例は少ないですが、iOSと同様の設定NGキーワードが設定されている場合はリジェクトの可能性が上昇します。
リジェクトへの対処法
- 設定NGキーワードが設定されていないか確認します。設定されている場合は削除した設定を再度作成し提出してください。
備考
Androidに関しては、2021 年 9 月 29 日発効された「ストアの掲載情報とプロモーションに関するポリシー」により、タイトルに設定できる文字数が50文字から30文字に減少するなどポリシーのガイドラインが見直され、発効以前よりもポリシーが厳格化されました。
iOSと比較するとASO施策が関わる審査基準に関しては甘いように見受けられますが、今後のポリシーアップデートによって見直される可能性が考えられます。